貴方の求める防音はこれで完璧!マンション防音工事費用マニュアル

防音工事 費用

家庭でもう少し本格的に楽器の演奏に取り組んでみたいとお考えの方、そろそろ子供たちに演奏できる環境を整えてあげたいなとお考えの皆様。マンションで今以上の音量を出してしまうと近隣から騒音クレームが来るのでは?と思い、何らかの防音工事を行う必要性があると考えられていませんか?

その考え。正解です!

望まれる用途に応じた防音工事をしっかりと行えば、マンションで他人と部屋が隣接している環境でも楽器演奏を思う存分行うことは可能です。
しかし、防音工事を行うには費用が掛かります。マンションの防音工事を行った知り合いでもいない限り、具体的に一体いくら費用が掛かるのか全く分からないと思います。防音工事業者がインターネット上に公開している情報には、大まかな費用しか掲載されておらず具体的な費用が見えてきません。一般の人は防音工事に関して知識が少ないので、なんとなくボッタくられているのでは・・・。と不安に思われる方は多いはずです。

そこで今回は、用途に応じた防音工事に掛かる費用や実際に防音工事を行った事例の見積もりから防音工事費用の詳細な数字をご紹介させて頂きます。このブログをご覧頂ければ、今まで掴めなかった防音工事費用の具体的数値を知ることができます。貴方が求める用途に合わせた防音工事費用に関して、正確な費用を算出できるようになりますので自信を持って防音工事・防音工事業者との価格交渉に臨んで下さい。

第1章 貴方が求める防音レベルとは?パターン別のマンション防音工事・費用3選

防音レベル(日常騒音対策、簡易的楽器演奏、本格的楽器演奏)に合わせた3段階の防音工事に掛かる費用をご紹介します。

「1-1 本格的に演奏を行いたい時の防音」

本格的にお部屋の中で楽器の演奏等を行う場合には、プロの施工業者に防音工事を依頼する必要があります。プロの業者に依頼をして防音工事を行うと、費用は100万円~400万円(防音工事を行うお部屋の広さにより異なります)掛かることが一般的です。今回、下記図のような6帖程度のお部屋を例として、防音工事費用を項目別に算出しました。

防音リフォーム内容

防音工事内容

費用(6帖の部屋を基準とする)

二重サッシ

110,000

乾式浮床(二重床)

600,000

浮遮音壁(二重壁)

1,000,000

二重扉

300,000

吸音パネル

3,000円~約100,000

費用総額

約2,000,000~約2,500,000円

■二重サッシ(費用約110,000円)
窓ガラス1枚ですと防音性能が弱く、近所に音がかなり漏れてしまいますので、窓ガラスを2枚にすることで外に音漏れを防ぐことができます。また、サッシの隙間から音が漏れるという点が最大の音漏れ原因であることは、あまり知られておりません。依頼するリフォーム会社に事前に現地調査をして頂く際に、しっかりとサッシの隙間対策に関しても伝えておきましょう。
二重サッシへの変更費用例としては、下記の形となります。

【商品】LIXIL(TOSTEM)のインプラス引き違い窓二枚建て 単板ガラス3mm
  メーカーカタログ表示商品価格77,000円 
  基本施工費:約30,000
  諸経費:約5,000
  費用・価格の相場:約112,000

■乾式浮床・二重床(費用約600,000円)
木材・合板・ボードといった素材とフローリング板の間に、グラスウールを等の緩衝材を挟み込んで床を作ります。防音マット等の床グッズ対策とは比較にならない防音効果を期待できますが、床を解体して作り直すので費用が高額になります。
費用の目安としては、床の解体に約100,000円・解体時の廃材処分に約30,000円・材料費+施工費で約500,000円という形で、合計で約600,000円前後の費用が掛かります。

■浮遮音壁・二重壁(費用約1,000,000円)
壁も床と同様に二重にすることで防音性能は格段にあがります。空間を設けて独立の下地組をして二重壁を構成し、下地組に防振支持するといった工法を行います。
費用の目安としては、対象とする面積が大きいため約1,000,000円前後掛かります。

■二重扉(費用約300,000円)
防音扉という単体で防音性能が高いという商品もありますが、遮音効果が30Bとあまり高くないため、よりよい効果を得たいのであれば二重扉が良いです。扉と扉の間に空気層が出来ることで、防音扉単体の時よりも倍近い遮音性能があります。
費用の目安として扉2枚の料金+施工費で、約300,000円前後の費用が掛かります。

■吸音パネル(費用3,000円~100,000円)
多種多様な商品が世に売り出されており、価格に関しても幅広くなっています。吸音パネルの効果に関しては、比重と厚さで効果が違います。比重が重い素材と厚みがある素材の方が遮音効果は高くなります。
費用の目安としては、安い物で約3,000円~高い物で約100,000円と幅があります。

■6帖程度の防音工事の目安(総額費用約2,000,000~2,500,000円)
どの程度の防音工事を行うかという違いがあるので、一概に決まった価格にはなりませんが、今回の例を実際に防音工事として行った場合は、200~250万円程度の費用が掛かると考えられます。

■お勧めの防音工事業者3社

業者名

ホームページアドレス

ヤマハ株式会社

http://jp.yamaha.com/ 

高橋建設株式会社

http://www.takahashi-kensetsu.co.jp/

環境スペース株式会社

http://www.soundzone.jp/ 

・ヤマハ株式会社
ヤマハ株式会社は部屋全体を防音とするため二重構造(既存の部屋の内側にもう一つ部屋を作る形)で防音室を施工します。楽器会社として有名な会社であるヤマハ株式会社は防音室のこだわりとして、演奏する楽器に最適な「音場」を作り、楽器の響きを重視した防音室を作り上げる点が挙げられます。
ヤマハ施工事例ヤマハ株式会社 施工事例
(引用:ヤマハ株式会社   http://jp.yamaha.com/products/soundproofing/customized_rooms/for_practice_mi/

・高橋建設株式会社
高橋建設株式会社は音楽建築に特化した会社として有名です。防音工事において下請け業者を使わずに、全て自社の社員で施工をすることで高い品質維持を図っています。また、防音工事施工後に遮音測定を行い性能の保証していることからも、防音工事に対する自信が見て取れます。
高橋建設施工事例高橋建設株式会社 施工事例
(引用:高橋建設株式会社   http://www.takahashi-kensetsu.co.jp/column/gallery/piano.html )

・環境スペース株式会社
環境スペース株式会社はデザイン性とコスト面で優れています。防音室以外のお部屋とのバランスを考慮した防音室のデザインでインテリアにこだわりを持つ施工です。また、施工管理の徹底と無駄のない設計により、6畳程度のお部屋で上記記載の2社よりも30万円程度安いコストパフォーマンスを実現しています。
環境スペース施工事例

環境スペース株式会社 施工事例
(引用:環境スペース株式会社 http://www.soundzone.jp/works/930.html )

 

1-2 軽く楽器演奏を行いたい時の防音」

防音室を部屋に作るのではなく設置する方法です。1人カラオケやキーボード等の楽器を演奏したい方にお勧めです。大規模な防音工事を行わないので、防音工事期間が掛からないといったメリットがありますが、防音室の大きさが少し狭くなるといったデメリットもあります。
特に下記の3種類の商品をお勧めいたします。圧倒的に値段が安く簡易防音の代表とも言える「だんぼっち」。演奏空間の広さを求められる方には「アビテックス」・「ナサール」ですと、0.8畳用~4.3畳用まで商品があるので求める用途に合わせて選択が可能です。また、この2つの商品は楽器会社で有名な会社の出す商品ですので、演奏の際の音響等にも配慮されて作られている所が魅力です。

商品名

費用(一番小さい規格・組立運送費含む)

だんぼっち

55,370円

アビテックス

645,000円

ナサール

550,000円

「究極の簡易式防音室!だんぼっち」(費用55,370円 ※輸送費込み)
段ボールを使った防音室。家でカラオケを行いたい方にはお勧めの商品です。効果として、カラオケの歌声が普通の会話くらいに音量が減衰されますので、気軽にカラオケやちょっとした楽器の演奏を楽しむことが可能です。自分で組立ができて手間が掛からないという点も大きな魅力の一つです。
費用は規格によって異なりますが、一番安い物で0.6畳規格55,370円(税抜)です。
だんぼっち

商品名:段ボール製簡易防音室「だんぼっち」
サイズ:W800×D1100×H1640(mm)※換気口含む 内寸:W740×D1040×H1480(mm) 組み立て時総重量:25.54kg
(引用:株式会社VIBE http://www.danbocchi.com/ )

「設置型防音室の先駆けアビテックス」(費用 645,000円 ※組立運送費込み)
ヤマハ株式会社の防音室「アビッテクス」。皆さんも名前を聞かれたことがあるのではないでしょうか?グランドピアノの演奏ができる防音性能があることで有名です。設置作業は長くても半日程度ですので、割とお手軽に防音環境を整えることが可能です。
費用は規格によって異なりますが、一番安い物で0.8畳規格580,000円(税抜)です。また別途組立日37,000円と基本運送費28,000円(それぞれ税抜)が発生します。
アビテックス商品名:アビッテクス
外形寸法:1002×D1443×H2069mm
室内寸法:884×D1325×H1923mm
重量:248kg
(引用:ヤマハ株式会社 http://jp.yamaha.com/products/soundproofing/ready-made_rooms/size_08-15/ )

「カワイの防音室ナサール」(費用 550,000円 組立運送費込み)
カワイの防音室「ナサール」もアビッテクスと並び有名な商品です。特徴としては、防音の性能が3段階選べるという点です。特に近隣や周囲への音漏れが気になる人にはお勧めの商品です(アビッテクス以上の防音性能を選ぶことが可能です)。
費用は規格・防音性能によって異なりますが、一番安い物で0.8畳規格450,000円(税抜)です。組立費と運送費を併せると550,000円(税抜)となります。
ナサール

商品名:ナサール
外形寸法:996×D1378×H2092mm
室内寸法:880×D1262×H1977mm
重量:213kg
(引用:株式会社カワイ音響システム http://www.kawai-os.co.jp/ )

 

1-3 足音や生活音に関する防音」 

生活音や足音に関する防音工事の方法は4つあります。

防音工事内容

費用(6帖の部屋を基準とする)

本棚・洋服箪笥等の移動

0円

防音マットを敷く

11,000

壁や天井の防音

30,000

フローリングを張り替える (クッション性の強い物へ)

39,800円

「家具の配置を変更する」
本棚の移動隣室からの騒音が気になる場合、本棚やタンスなどを音が気になる部屋との壁に設置することで、壁から伝わってくる騒音を軽減することが可能になります。効果を上げるポイントとしては、本棚やタンスとの壁の間に0.5~1.0cmの隙間を空けて配置(空気層を作る)することで防音効果は上がります。また、本棚やタンスに本や洋服をたくさん詰めることで、本や洋服の重さにより遮音性が高まります。

「足音に有効なジョイントマット」
足音に関しては、ジョイントマットを敷くことで防ぐことが可能です。柔らかい素材で振動を吸収するため、小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、子供の安全のためにも有効となる防音方法です。また、部屋の広さに併せて自分で調整して設置できるので手間が掛かりません。
費用は30cm×30cm×9枚が900円程度でニトリ等の家具量販店で販売されています。このセットですと大きさは0.5帖となりますので、後はお部屋の大きさに併せて買い足して頂ければ大丈夫です。
ジョイントマット

「壁や天井の防音には3つのアイテムがあればOK」
壁の吸音ボード

上記の三つのアイテムを使用して、壁や天井に防音工事を施工します。
費用に関してですが、マスキングテープは1150円~300円、両面粘着テープは1500円程度で、ホームセンター等で販売されています。
ウレタン吸音ボードは500mm×500mmのサイズで650円程度です(販売先URLhttps://item.rakuten.co.jp/)。仮に6帖位の部屋の一面に吸音ボードを貼るとすると、25枚前後のウレタン吸音ボードが必要となるため16,000円位が目安となります。
平均的な6帖くらいのお部屋の場合、部屋の一面の壁を防音仕様にするのに必要な費用は約20,000円、天井は約10,000円となり総額で約30,000円程度の費用が掛かります。[引用: https://matome.naver.jp/odai/2137306978944050501 ]

「クッション性フローリングの張り替えで防音効果UP」
フローリングをクッション性の強い物に替えることで、足音等の生活音の低減に繋がります。また、普通にフローリングを張り替えると古い床材を剥がす作業や廃棄処理費用が掛かるため、「重ね張り」という形で既存のフローリングの上にクッション性フローリングを張る方法をお勧めさせて頂きます。
費用に関しては、6帖39,800円で作業が行えます。(床材+工事費全て込み)
引用:セカイエ株式会社 https://www.renoco.jp/floor/cushionfloor/price/

 

第2章 工事費用を安く抑えるポイント

2-1 相見積を取って比較する」

防音工事を行う箇所の選択・業者の提案等によって費用は異なります。このようなリフォーム工事を行う経験は、人生において何度も経験をすることがあるものではありません。インターネット等で情報収集を行うことも大切ですが、実際に見積もり依頼を出してみないことには正式な金額は分かりません。また、相見積を取ることで、一社だけの提案では気付かなかった新しい工事の提案を受けることができる可能性もあります。
実際に3LDKのリフォーム工事を行った際の見積もりが下記の見積書です(1部屋を防音仕様に変更)。リフォーム内容は同じ条件としていますが金額に大きな差が出ています。

「A社」

大坂ガス1枚目大阪ガス2枚目「B社」
B社

見積もりの項目を見て頂いても分かるように、A社の方が詳細に費用算出を行っていることが分かります。このように業者によって、同条件の工事でも価格が大幅に変わりますので相見積は必ず取りましょう。
※相見積りを一括で取得できるサイトを使用すると、施工品質の悪い業者に当たる可能性があります。本文1-1で記載しております3社(ヤマハ株式会社、高橋建設株式会社、環境スペース株式会社)に、それぞれ直接相見積を取る方法をお勧めさせて頂きます。

 

2-2 安い材料を業者に提案する」

防音素材に関して、各メーカーにより値段が大きく異なります。もちろん性能も考えなければいけませんので、一概に価格のみで判断を行うことは正しいとは言えません。ただ、価格が高いと思ったら業者に自分から、○○の商品を使ってみてはどうでしょうか?と提案できると防音工事費用を下げることができます。
下記の表(遮音性能と価格が明確にホームページ上で記載されている業者の商品です)を参考にして頂き、施工業者との価格交渉にご活用下さい。

防音扉価格一覧

防音窓(二重サッシ)価格一覧

遮音等級の違い

遮音環境の目安
遮音環境の目安 

 

第3章 防音工事事例

 「3-1 実際の防音工事実例 防音工事箇所」

防音実例

第2章で紹介をした「A社」で実際に防音工事を行った実例です。3LDKのリフォーム工事の内、1部屋を防音ルームとしています。下記に防音ルーム工事のみを抜粋した見積もり金額をまとめました。仮に防音工事のみで依頼をする場合は、下記の総額に共用部養生費や輸送費等の諸経費が別途300,000円程度掛かります。

明細書

 

第4章 防音工事が行えない3つの可能性

防音工事を行うにあたり制限を受けることがあります。家主や管理組合の承認取付けができない場合、また防音性能を高めるには、質量を増やしたり厚みを持たせたりする方法で工事を行いますが、物件の構造によっては思い描く工事が行えない(物理的に荷重等に耐えられない)ことがあることもあります。

「4-1 家主の承認取付け」

賃貸マンションの場合、家主から部屋を借りているというのが大前提ですので、防音工事を家主が認めなければ行うことができません。仮に認められたとしても、退去の時に借りた時の状態に戻す「原状回復」を義務付けられます。大規模な防音工事を行ってしまいますと退去の際に莫大な費用が掛かる可能性があります。

 

4-2 管理組合の承認取付け」

区分マンション等を所有している場合には、自分の部屋の中のことだから大丈夫と思われている方が多いのですが、この場合にも管理組合に事前に許可を取らなくてはならないという定めが管理規約に記載されていることがほとんどです。理由としては近隣に騒音等で工事の期間中に迷惑を掛けてしまうことや、建物共用部等の躯体をリフォームで傷付けないか等の理由が一般的です。

 

4-3 建物構造による物理的な問題」

例えば、木造の物件は素材が木でできているので、構造上の理由から支えることのできる荷重は小さくなっています。近年流行っているYAMAHA社のアビテックスという防音商品等は荷重が200kg程度ありますので、木造のアパート等に設置すると床が重さで凹んだりする可能性があるため、設置することをお勧めできません。物件によっては1階のみ設置可能等のルールを決めている物件もあります。

 

第5章 まとめ

防音工事の費用は、防音工事の内容によって大きく変動します。自分自身で行える簡易的な防音工事であるならば費用は少なくて済む場合もありますが、業者に依頼する本格的な工事を行う場合には、目安として100万円以上掛かるという認識を持って頂くことが大切です。
近年、防音物件という形で、初めから防音仕様になっている賃貸マンションも増えてきております。防音工事の費用を考えると、引っ越した方が安いという可能性も十分にありえます。防音工事だけでなく防音物件の検索という選択肢も検討して頂き、コスト削減に取り組んでいきましょう!

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